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CCM協会 ミラフォースⅠの特長
杭によって抵抗力を増加させ地すべりを防止する
地すべり抑止鋼管杭「ミラフォースⅠ」
表層崩壊を予防する優れた効果
不安定な移動層を突き抜き、安定した不動層にMF杭(鋼管杭)を設置することで、不安定な移動層(1.0m~3.0m)の地すべりによる表層崩壊を予防することができます。
優れた施工性
軽量で足場が不要な掘削機のエアハンマーを使用するので、これまで施工のできなかった重機が使用できない場合や、足場が設置できない高所や狭所などでも容易に施工ができます。
優れた斜面安定性
MF杭の杭頭部をロープで連結することにより、MF杭が相互の持合い効果と応力分散効果を発揮して、斜面安定性の向上が期待できます。また、雑木や植林の倒木防止にも効果があります。
優れた景観性
足場を使用せずにMF杭を設置することができるので、雑木や植林の伐採が最小限で施工ができ、自然林の緑の美観を損ないません。
優れた耐久性
構成部材の表面処理は、亜鉛めっきを施しているので耐久性に優れています。より耐久性に優れた亜鉛・10%アルミ合金めっき仕様や、着色による景観性と二重防食によるさらなる耐久性を兼ね備えた変性飽和ポリエステル樹脂塗装品のタフコーティッド仕様もあります。
ミラフォースⅠの原理
地すべり抑止鋼管杭は、地すべり抑止対象部の不動層を貫通するように掘削された孔に挿入され、充填グラウトによって地盤に密着して設置することで地盤を一体化させるものをいいます。
ミラフォースⅠは、補強杭の理論に基づき、杭によってすべり面の形成を阻止し、地盤の強度を補強する工法で、MF杭を横方向2.0m間隔に設置して、杭上部の地すべりに抵抗します。杭単体で抑止効果を発揮しますが、杭のたわみを軽減させる目的で杭頭部をロープで連結します。さらに、EDGEアンカーを地すべり地外周の安定した地盤に設置して、地すべり地内の連結された杭頭部とロープで連結することで、斜面全体を安定させ、総合的に斜面表層崩壊を予防する工法です。
EDGEアンカーには、岩部用アンカーと土砂部用アンカーがあります。土砂部用アンカーには、下部材と地盤との定着によって引抜力に抵抗する、プルストップアンカーシステムを採用しました。
国土交通省:新技術情報提供システム(NETIS)
https://www.netis.mlit.go.jp/NETIS
過去登録番号:HK-160010-A 技術名称:鋼管杭式表層崩壊予防工法